契約書翻訳はなぜ難しいのか。正確に翻訳する要件とは?

ビジネスを始めるときに必要不可欠である契約書。
国外との取引が発生すれば契約書を翻訳が必要になります。専門用語が並ぶ契約書は日本語で書かれていても読みにくいと感じる人は多いでしょう。他言語から、または他言語へ翻訳する場合は、語学な得意な人でも法律用語に特化したトレーニングを受けていないと対応は難しくなります。

今回は契約書翻訳が難しい理由と正確に翻訳するための要件をご紹介します。契約書翻訳を検討している方の参考になりますよ。

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契約書とは

契約書とは

契約書とは売る人と買う人、貸す人と借りる人、雇用する人と雇用される人など立場の違う二者が合意した取引に関する条件を記載し、証明する文書です。
契約自体は口頭でも成立しますが、わざわざ文書を書き起こすのには次のような理由があります。

  • 契約内容を常に確認でき、改ざんできない状態で双方が保管する
  • 言った言わないの水掛け論を避ける
  • 取引開始後のトラブル発生を予防する

人間の記憶だけが頼りではビジネスは成立しませんよね。
契約書とは、取引の弊害となるトラブルを避け円滑にビジネスを進めて相手方と良好な関係を保つために必要な文書なのです。お互いの権利を守り、信頼関係を証明する契約書はビジネスの「命」といえるでしょう。
予想外の事態が生じた場合には契約書の見直しが行われる可能性もあり、今後も契約書の重要性は高まっていくと考えられます。

契約書は多種多様

取引の種類によって契約書の様式はさまざまです。企業と企業の取引において用いられる契約書の一部を紹介します。

  • 秘密保持契約(第三者への情報公開を不可とし漏えいのリスクを避ける)
  • 業務委託契約(特定の業務を別の会社に行ってもらう目的で委任する)
  • ライセンス契約書(知的財産権の権利者が利用者に対して対象物の利用を許諾する)

契約書は多種多様であり、契約書を翻訳するにはあらゆる契約書に幅広く応じられる能力が求められます。

契約書翻訳が難しい理由

契約書翻訳が難しい理由

正確な翻訳を行うためには、第一に契約書を正しく理解することから始めます。
正しく解釈しているから相手が理解できる文章を組み立てられるのです。この作業に多大な労力を要するので契約書翻訳が難しくなります。契約書を正しく理解するには以下のスキルが求められます。

①業界の慣習を熟知している

企業と企業の取引の場合、該当する企業が属する業界にはその業界全体としての慣習があり、その慣習に従って取引が行われていることがあります。
契約書を正しく解釈するには、各業界の慣習についてあらかじめ知っておかなければなりません。この慣習は時代とともに変遷していくものであるため、慣習の変化について常に最新の情報を入手し、自ら学び続けていないと対応できません。

②法律の知識を常に更新している

上述の業界の慣習が永続的ではないのと同様に法律にも改正があります。
他言語からまたは他言語へ翻訳する場合は、相手国の法律やビジネス慣習に精通し、英米法(イギリス法およびイギリス法を継受した国々の法)から国際条約や協定など幅広く海外の法律に関する知識を持ち、常に追い続けて維持していることが求められます。
常に磨かれた知識があるからこそ正確な解釈ができ、相手が理解できる文章の組み立てが可能になるのです。

 

③対象案件の知識や情報の収集ができる

契約書の対象となる製品やサービスなどについても理解しなければ正しい解釈はできません。
たとえばライセンス契約におけるソフトウェアライセンスの場合、次の点について調べることになります。

  • プログラミング言語についての基礎知識
  • コンピュータ―、オペレーティングシステム、ネットワークについての基礎知識
  • ソフトウェア開発に係る諸事情
  • 開発した会社側とユーザー側の立場への理解

以上のとおり法律以外にも多くの知識を要するのです。
国によって主流のプログラミング言語やオペレーティングシステムは異なります。正しく翻訳するには、対象案件について翻訳者が自分で説明できるレベルに知識と情報を引き上げておかなければならないのです。

契約書を正確に訳すための要件とは

契約書を正確に訳すための要件とは

取引を成立させるには契約書を相手に理解してもらえることが第一条件です。
相手に理解してもらえる文章に翻訳するための要件には次の3つが挙げられます。

①契約書と一般文書との違いを意識して翻訳する

法律文書には独特の定型的な言い回しが多く、日本語で読むと文章が回りくどく感じる人もいるでしょう。英語についても同様に定型的な言い回しが存在します。
契約書は一般の翻訳文書とは性質が大きく異なります。

一般文書には読みやすさや言葉づかいのなめらかさが求められます。
契約書は双方に義務と権利が発生する法律によって拘束される約束ごとを明確にした文書であるため、内容が正確に説明されていることが優先されます。契約における当事者の権利・義務が確実に主張されている文書であり、他言語に変換されても法的効力が正しく理解されるように翻訳しなければなりません。
単純に単語を変換するだけではなく、先述のとおり相手国の法律事情とビジネス慣習を考慮したうえで文章を組み立てる能力が求められます。

英語での契約書作成、翻訳のポイントについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

②世界共通の国際標準に合わせて翻訳する

日本語から他言語への翻訳の場合は、日本の法律やビジネス慣習に従って日本語で書かれた文書を翻訳することになります。
単純に言語を変換しただけでは、相手国の理解は得られないでしょう。
各国で異なる製品の構造・性能や技術の規格を世界で統一した国際標準に合わせて単位や数字などを変換・修正し、翻訳した文書に仕上げることが求められます。

③語学を含め豊富な知識と経験を要する

相手国に理解してもらえる文書に仕上げるには、相手国言語のネイティブチェックは必須でしょう。
法律の背景には文化・歴史も関係しているので複合的な知識が求められます。相手国での法務関係の就業経験もしくは業務上やり取りした社会経験が数年以上あることが望ましい要件になります。

翻訳会社に契約書翻訳を依頼するときの2つの条件

翻訳会社に契約書翻訳を依頼するときの2つの条件

語学が得意でも数週間の勉強程度では難しいのが契約書翻訳。
相手国との取引をスムーズに進めてビジネスを次の段階へ発展していくには、上記の契約書翻訳の要件を満たす翻訳会社への依頼をオススメします。
翻訳会社に依頼する際には次の2つの条件も確認しておきましょう。

①依頼する種類の契約書翻訳の実績がある

翻訳会社のウェブサイトの取引先一覧で依頼する種類の契約書翻訳の実績があるか確認しましょう。契約書は種類が多いので実績例を参照し、これから依頼する案件に近い実績があるか、どの業界・分野に強いのかを見ておきましょう。

取引先名が確認できるとより具体的な判断材料となります。不明点があれば直接問い合わせるのがいちばん確実です。
また、翻訳会社に所属する翻訳者、校正者のプロフィールを公開している翻訳会社も増えていますので翻訳者、校正者の経歴も確認しましょう。
法律分野のバックグラウンドがあり、知識だけではなく実際にクライアントと接した実務経験者なら変化し続ける法律分野に柔軟に対応できると考えられます。
弁護士秘書やパラリーガルとして法律文書の作成や翻訳に携わった経歴のある翻訳者も活躍しています。
無料トライアルを依頼して、事前に品質を確かめておくと安心ですね。

翻訳会社FUKUDAIでは無料翻訳トライアルを実施しております。
お気軽にお問い合わせください。

②時代に応じたセキュリティ対策が講じられている

契約書翻訳を依頼するということは、ビジネスの「命」である契約書を預けることになります。

万全なセキュリティ対策は絶対条件ですが、漫然と同じ対策を続けているだけでは万全とはいえません。デジタル化が進み続ける現代、サイバー攻撃の手口は国境を越え日々巧妙化しています。
ネットワーク上でやり取りがある以上は常に脅威にさらされていると考えたほうがいいでしょう。
サイバーセキュリティ対策のレベルは年々難易度が上がっていますが、時代の変化に伴ってセキュリティ対策を常に向上させている翻訳会社であることは信頼できる翻訳会社選びの1つの条件になります。

翻訳会社FUKUDAIでは細心のセキュリティ対策・情報保護管理を実施しております。

契約書翻訳の費用はどのくらいかかるのか

契約書翻訳の費用はどのくらいかかるのか

翻訳料金は文字単価×文字数で計算します。
契約書翻訳の一般的な文字単価は次のとおりです。

英日翻訳 1ワード 30円
日英翻訳 1文字 25円

上記の価格は日本翻訳連盟の公式サイトを参考にしています。
(出典:翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安)

たとえば、A4サイズ2ページで構成された日本語の雇用契約書を英文化する場合は、総文字数を2000文字とすると5万円はかかると予想されます。
法律関係は先述のとおり難易度が高いので、一般文書よりは価格が高くなります。ネイティブチェックの依頼を追加すると価格は増額します。
法律関係については専門のチェックを提供している翻訳会社もあり、別途料金が発生します。
契約書翻訳の費用を予算に組み込むために金額を出したいときは翻訳会社に見積もりを依頼してみましょう。

翻訳会社FUKUDAIでは、無料見積もり60分で回答いたします。お急ぎのかたは是非お問い合わせください。

正確さが問われる契約書を翻訳するなら翻訳会社にご相談ください

正確さが問われる契約書を翻訳する相談や問い合わせ

契約書翻訳は正確な解釈が必要なため難易度が高く、要件を満たすことは容易ではありません。
契約書を翻訳する段階で滞っていてはなにも始められないのです。正確さが問われ、ビジネスのカギを握る契約書の翻訳は信頼できる翻訳会社に依頼したほうが業務が円滑に進むでしょう。

翻訳会社FUKUDAIの法律・契約書翻訳サービスでは、世界各国での実務経験を有する熟練者が多く揃っています。
契約書翻訳の要件とされる相手国の法律やビジネス慣習の違いにも精通しており、正確で良質な契約書翻訳サービスを提供しております。最終チェックは法務経験のある校正者が担当しておりますので安心しておまかせください。

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